6月15日日曜日に前出のチャンタブリの山に
相棒KUMAさんと登ってきました。
前回は
プチ家族旅行に書いてあるとおり女房子供と一緒に出掛けたので途中で引き返しましたが
今回は大人2人で、標高1,085mの山頂付近で昆虫採集をするという計画です。
しかし・・・
現地到着前から雨が降り出しました。
それでもやる気は満々(だったはず)麓の町で1着30バーツ(約100円)のカッパを仕入れ
登山道の入り口へ。そこで着替えなど支度を完了しいざ!山登りに出発。
入り口に大木が倒れ道を塞いでいる。直径70m、高さ15m程度の巨木である。
その下をくぐり、登山道へ。カッパを着て無口の二人。すでにテンションダウンが始まったか!?
今回は、山頂付近が目的だった為、黙々と登ることにした。
もちろん途中の木の洞や樹液を探しはしたが特記するような事は無く写真も無し。
1度、甲虫がこちらにお尻を向けて飛び去ったので、後ろを追いかけたが見失ってしまった。
カメラはカッパの下のリュックの中に入ったままでした。(だって雨だもの・・・)
前回、到達したポイントよりさらに進むと徐々に急な勾配の場所が増え始め、霧が深くなる。
ふとみると崖を登る為のはしごがかかっており、その奥に建物が見える。
お寺だ。
第1休憩ポイントとして軒先を借りる事にした。
まったく人の気配は無かったが、誰かが掃除をしたような跡が有り、その掃溜めに
かぶとのメスの死骸が転がっていた。ヒメカブトにしては大きい。

そのお寺の一角この建物の中に仏像が1体奉られていました
雨宿りしながら、ここが頂上付近であると思い込んでいた2人。
霧が徐々に晴れて、その先にまだまだ先があることを思い知らされる。
雨も小降りになり、充分休憩も取れたのでカッパを着て周囲の散策。
洞にはクモ、アリ、毛虫ばかり。樹液はまったく見つからない。

僕のベルトのバックルにとまった
ハンミョウ。白い牙にレインボーカラーのボディー

雨の中、仲睦まじく・・・何の虫やろ?(調査中)

やられちゃいました。
ヒル急勾配の登山道を周囲の木を観察しながらぼちぼち登り始めました。
結構大変で、上も向けない。木など見ている余裕が無い坂道で
カメ
腹側何でこんなところにカメやねん?陸ガメでしょうか?ま、雨季でこんだけ毎日雨が振れば、水中も陸も同じでしょうが・・・

標高約950m(予測)地点にまたもや無人のお寺が!

この先徒歩1kmと表示されている
徒歩1km先に何があるのか?水分補給休憩をし(この時KUMAも首筋に
ヒル発見)いざ出発。
この先はコンクリートと岩肌を削った階段が作られており先に人工の物がある事がわかる。
途中、木の洞を覗きながら先を行くKUMAが叫んだ。何を叫んでるのか?
クワ?クモ?やー驚いた。
クマでした。檻の中でしたがその檻は工事現場の足場用のパイプで出来ており、コントのように正面だけがあって実は側面も裏面も無いのでは(そんな訳ありませんでしたが)2人ともびびって先を急ぎました。例によって人の気配は無くそれが余計に怖かった。
KUMAがクマ見てパニックに陥ってた。途中笑いがとまらなかった。写真が撮りたかったが下山の際にクマは大いびきで眠っておられたので、撮っても何だかわからないようなのでやめた。

標高1,000m付近 KUMAと巨岩
この山を信仰しているような雰囲気のお寺でした。このような巨岩がたくさん重なり合ったような頂上付近でした。

上の写真の左側の木に止まってた
ゾウムシ
岩の隙間に根を伸ばす高山の花

標高1,020m付近 完全に雲の中です。
この後、頂上付近まで行ったのですが、何も無く、それよりも登山を始めたのがAM8:00過ぎ。
現在PM2:00過ぎ。6時間経過している。下山はどれくらいかかるのか?下手したら暗くなるぞ。
ピンチに始めて気付き急いで下山したのでした。
下山に続く・・・