タイで昆虫採集

タイの昆虫はじめ動物、植物、色んな物を気軽に書いて行きます。

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2010年度最終

2010年12月25日土曜日

今年度最終の昆虫採集に冬休みを利用して日本から単身赴任中の父のもとに遊びに来ていたKUMA兄さんご家族(ママ、アンリちゃん、タイガくん)をゲストに迎えて出陣してきました。

お昼12時シラチャを出て一路ギラファの木へ。昨年は12月4日にモウホツヤクワガタを確認したきり、今年の6月下旬まで何も確認出来ませんでしたが・・・
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                  ギラファの木 秋の様相

通りすがりの果樹園のおじさんが「2~3週間前に黄色い奴見たけどなぁ~」と言ってましたが、残念ながら個体確認出来ず・・・ま、想定内(泣)

タコ捕れの木群生地に向います。

エリアに入り1本目のタクゥヤックの木(タコ捕れの木)にいきなり黒い物体が・・・
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                      ヒラタクワガタ ♂

皆をその場所に降ろし、私は駐車スペースへ車を移動し戻ってみるとすでに捕獲完了してました。写真は撮影しやすい場所に再セッティングしたものです。



別の木の根元にヒメカブトのオスを発見!!


      ・
      ・
      ・


すでに亡骸でしたが、初めて見たヒメカブトに興味津々のご家族(特にママ)でした。


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                 KUMA家タコ捕れの木群を探索中


2頭目のヒラタクワガタを洞の奥に発見するも、確認だけで放置しさっさと夜の部の場所へ移動しようとしているとタイガくんが

「もっといっぱいいるんじゃなかったの?」

と、きつ~い発言!!

よっしゃぁ~見とけよぉ~~~!!

と、洞、めくれをしらみつぶしに確認。なんとかチェリフェルネブト♂1ヒラタクワガタ♂2を追加しタイガくん満足してくれた様子。


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               クワガタを手に手に満足げな子供達

さ、次行こう!!

途中食料調達をし、意気揚々とライトポイントへ・・・




山道に入るゲートの前でなにやらいつもと違う様子・・・




「今日は軍の演習をやってるからこの先へは行けません・・・」




・・・え゛~ぇ 

タイガくんになんて言うたらええねん・・・

気持ちを切り替え、今登ってきた山を少し下ったところの広場に陣取り、何とかライトトラップを始めました。

以下しょぼいながらも飛来してくれた甲虫様
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                 Eletica castanea Thomas, 1893
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                     ブイブイの仲間

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                     クロツヤムシの仲間
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                    アオスジカミキリの仲間

今回は、シーズンオフという事で、子供達が退屈した時の為に星座の本をタイ語、日本語と揃えていました。案の定、虫の飛びは悪く(ポイントもよくなかったのですが・・・)子供達には星の観測をして頂きました。もちろん大人も楽しめましたよ^^

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     暗闇の中ランタンの灯りでなかよく星座を確認する小学2年生の2人

最後に一番場を賑わしてくれたこの方・・・

DSCF5879v.jpg
                   なに見とんねん・・・ん?

これを持ちまして2010年度昆虫採集は終了致します。

来年は・・・もしかすると1日から始動かも・・・(今年は2日でした)

ではでは皆さんよいお年をお迎え下さいませ!!

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本日の成果

樹液
 ヒラタクワガタ ♂3
 チェリフェルネブトクワガタ ♂1

ライトトラップ
 Eletica castanea Thomas, 1893
 ブイブイの仲間
 クロツヤムシの仲間
 アオスジカミキリの仲間

満天の星空


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| 採集記 | 17:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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撃沈・・・

先週末のDorcus♀がいったい何なのか・・・わからず仕舞いで気持ち悪かったので♂を確認するしかないと思い、今週もHIDハンディライトを持って1人で山に入りました。

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                  あの山に 「今日もよろしく^^」

先週の飛来時間が遅かった事もあり、本日は18:30~23:00の長丁場を設定しました。
最初の1時間半は先週はじめて行った設定と同じく、シガーソケットから専用ケーブルで電源を取りました。今回は風向きとかセットのしやすさとかを前回の反省を踏まえてストレス無くエンジンをかけたままの採集を楽しむ事が出来ました。

こんな感じ↓
DSCF5759a.jpg
           個室、エアコン付きでのライトトラップも楽しめます。

月が出ているので明るく・・・
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                今日は月齢5.0 月没時刻が22:39

負けじと応戦・・・
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                      レーザービーム!!

本日は、風も無く雲もそんな多くなくと言ったお天気なのですが・・・
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                       セーター着ました

だって寒いんだもん。

そんな中、本日最初の甲虫様がお越しになりました。
DSCF5780a.jpg
                        どちら様でしょうか?

胸部の形状が特徴的な虫ですね。


今夜は風が無く小さな虫の飛びは良好なのですが・・・
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               小さい虫の・・・飛ぶのは小さい虫ばかり・・・

と思っていると、カメラの電源を入れて動画を撮れとばかりに、左側からゆ~っくりと、あきらかに大型のカミキリムシと解る個体が飛来しました。
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                     今週もいらっしゃ~い

ビロウド調の金色にと言うか“緑茶色が輝く”といった感じのカミキリで、日本に生息するニッポンムネヒダミヤマカミキリに似ているというコメントを、カミキリムシを中心に色々な昆虫を紹介されており、私がバイブル的にお邪魔しているサイト【るどるふ甲虫採遊記】を運営されているるどるふさんより頂きました。たしかにそっくりですが微妙に色と胸部の紋様が違います。このように日本にこちらの図鑑に載っていない種や、日本の皆さんに不明種をご紹介するのに日本の何とかに似ていると教えて頂けると非常に助かります。
(るどるふさん Special thanks です)

お月さんももうそろそろ西の山の向こうに沈んで行きます。
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                       また明日~^^

今夜もこの方がお目見えです。
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                    カマキリモドキの仲間

いるものなんですね・・・。先週生まれて初めてカマキリモドキなるものを確認し喜んでいたのですが、今週も出会えるとは・・・意識してないだけなのかもしれませんね。先週に比べて15mm位と小さかったです。

DSCF5799a.jpg
                      ブイブイの仲間

さらに今度は右側から今度もあきらかにカミキリムシと解る固体がふわぁ~っと現れ、加速しながらカーブを描き脇の草むらに落下しました。
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     カミキリ亜科(Cerambycidae) Cyriopalus wallacei Pascoe, 1866

触覚がクシの様になっており、非常に特徴的です。先述のカミキリと同じく、胸部にヒダがありますので近い種ではないかと思われます。

この後、約1時間小さな虫や蛾の飛来は続きましたが甲虫の飛来は無く、23時のライト消灯と共に本日の採集は終了です。
お月さんの光というのは、満月の30%程度と言えども非常に明るく、沈んだ後はそれまでわりとはっきり見えていた山の稜線等がほぼ見えなくなり、自分がどこを照らしていたのか解らなくなる程です。この程度の月齢でのライトトラップは初めてだったのですがかなり月の影響を受けていたのだろうなぁという感じはしました。
次回からはさらにしっかりと月の出没時間と月齢を確認しやっていかないと・・・

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                        至福の時間

と言う事で不明Dorcusの♂の確認は出来ず、次回以降に持越しです。

次回のHIDライトトラップは25DECの予定。クリスマスにどんなプレゼントが振ってくるか?楽しみです。

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本日の成果

カミキリムシ 2頭
ブイブイ

その他昆虫

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| 採集記 | 16:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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12月5日ライトトラップ

先月はタイ北部遠征と諸事情が有った為、昨年12月から毎月行っていた定点観測が惜しくも途切れてしまいました。ま、11月に行っていたところで、その時の天候次第で結果が出ないということも多々あるので大勢にはまったくといって影響は無いのですが、データを残すという事に於いては歯抜けが出来ると少し寂しいですね。

今回は昨年12月の魔琴氏のへっぽこタイ遠征の際に確認し、リリースしたドルクス(魔琴氏は写真をもとにライヒヒラタクワガタと同定されています)が結局なんという種のクワガタなのか?自分の中のモヤモヤを解決すべくテーマ「ライヒヒラタかオオクワか白黒はっきりつけたるわい!!」ということで鼻息荒く出陣です。

午前中はソフトボールで汗を流し、きっちゃんと合流。昼食にタイ北部風カレーラーメン(タイ語:カオソイ)をお腹いっぱい食べ準備万端。14時前にシラチャを出発します。

12月5日はプミポン国王のお誕生日でタイでは父の日と称し祝日でして、翌日の6日(月)が振り替え休日となっており渋滞が予想されましたが、現地までスムーズに移動する事が出来ました。買出し等済まし、16時半過ぎに山へと向かう非舗装道路入り口に到着です。

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         あの山にお世話になりはじめ1年が経ちました。・・合掌

雨季が終わり、地盤も安定したところで、この付近では大規模な伐採が行われています。造成も進み植林が済んでいるところも多く見られます。

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                     ここもゴムだらけ・・・
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                         こっちもゴム

あっちもこっちもゴムの木だらけで日本の杉林を思い出します。面白くないエリアです。

四駆に切り替え、オフロードを上って行きます。2ヶ月ぶりですのでコース取りも慎重になります。乾季に入り草木の伸びも止まり雨季よりも道幅が多少広くなっていますので、道幅は使えるのですが、景色が変わりますので要注意です。今回は1箇所進めなくなり後退して針路変更しました。

前置きはこのへんで・・・

この時期、日没が18時頃と早く、日暮れにスタートしてしまうと我々が勝手に考えているクワガタタイムの21時台に突入出来ないので、最初の1時間を車のシガーソケットから専用ケーブルで電源を取る事にしました。

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                     18時~19時の設営

今回の設営場所のロケーションでは、ケーブルの長さの関係で車とHIDハンディライトを立てる場所が写真のように接近し、エンジンをかけっ放しにする為、エンジン音と排気ガスがかなりストレスになりました。
ライト照射にかんしては、30分経過時に本体バッテリーの残量が減ってない事を一応確認するといった作業があっただけで特にストレス無く出来ます。
このケーブル接続状態時には甲虫の飛来は無く、19時からは、予備バッテリーと本体バッテリー使用で通常通りの3時間コースです。車のエンジンを切り、ライトの位置も少しずらして、再度、山の尾根を照射します。

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                    再セッティング完了!!

セッティングを完了し一息付いていると、ライトにむかってホバリングしてる黒い影が確認出来ます。着地点を目で追いながら確認の為近寄ります。

待ってました!!

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                    ひゃ~!!美し過ぎる!!

カミキリ亜科(CERAMBYCINAE)のミヤマカミキリに似たスタイルなのですが、エリトラはビロウド調で身体全体が濃いシャンパンゴールド(こんな表現でよいのか?)色です。渋い美しさですな。

本日はかなりの量のセミの飛来がありました。
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             ツクツクボウシとかヒグラシのような個体

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              こちらは上のセミより小振りで細め・・・

この2種はライト点灯中は四六時中飛来してはその辺を飛び回るやかましい奴らです。少しの静寂の後動かれるとドキッとします。

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                   ニイニイゼミのような個体

ライトトラップでは初確認です。泣き声は弱くて高い金属音の様。

本日、一番大変だったのがこの方
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                     ミツバチ@ミツバチ

大量に飛んで来て、ライトの周りを占領します。このハチ達をずっと観察していると、数匹が集まって身体を寄せ合ったり、ライトの光源近くでじっと動かなくなったり、地面に落ちた個体はそのまま死んだようになったり様々です。巣に帰り損ねた個体が、ライトに引き寄せられたあと、気温が低下して行くに従っておしくらまんじゅうしたり、暖を取ったり、凍死または仮死状態になっているのでしょうか?巣の中は暖かい筈ですものね。

ま、とにかく危ないので厄介です。一度刺されてますし・・・

不思議な生き物が雑草に付いてました。
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                蛾ですか??頭の庇が気になる・・・

腹側を見ると、セミとよく似てます。同定して後日お知らせします。

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            撮影しているとミツバチが邪魔をする事しばし・・・

どうも撮影時に個体をてらす懐中電灯の灯りを好む様ですな。うっとーしぃ・・・

上記のセミのような個体をケースに入れて再度周辺の確認をしていると、HIDライトの下に設置している傘の下の地面に黒い個体が確認出来ました。たった今飛んで来た様で、輪郭からヒメカブトの♀かと思い近づいてみると、羽を閉じきっていないクワガタの♀でした。おぉ!!写真写真と用意しながら近づいていくと、エリトラにはっきりと点刻が確認出来ます。

「きっちゃん!オオクワや!!」

ビールで気持ちよく酔っ払っているきっちゃんに告げ、写真を撮ります。やったやった・・・
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               大本命オオクワ♀の離陸寸前画像!

ブゥ~ン・・ンンン

暫く呆然としていた2人・・・

どっち行った??あっち??

・・・どこにも見あたりませんでした。飛んで行っちゃった(泣)
カブトムシは遠くに逃げる事はまず無く暫くするとまたライトに飛んで来るのですが、クワガタは飛んでしまったらほぼ間違いなく帰って来ません。写真は撮ったからいいさ・・・と負け惜しみ。アホォ~!

気を取り直し(直せるはず無いが・・・)見回りをします。

白布にこのお方が
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      フトカミキリ亜科(LAMIINAE) Glenea cantor (Fabricius 1782)

ラヨン、チョンブリ両県で昼間の飛来を確認してます。夜もOKな個体のようです。

で、本日のセミの締めくくりは
7dec032.jpg
                       テイオウゼミ ♀

♀ですのでさすがにボッボッとは鳴きませんが、大きくて綺麗なまさに帝王なセミですね。

今夜はなかなか盛りだくさんでいろんな生物がやってきます。

歩行組その1
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                      何?ゴキブリの幼虫

体長約25mmのゴキブリの幼虫だと思うのですが、全く羽根が生えていないので、羽根なしゴキブリの成虫なのかとも・・・数年前にタイで問題となったペットとして輸入、飼育された個体が放虫されたマダガスカルゴキブリなのか???・・・とも・・・(違いました)

その2
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                        タランチュラ

この写真の状態で前後の足先間の長さは目測で約12cmでした。これを見てきっちゃんは次回から長靴を履く決意をしたようです。突っついてみましたがさほど凶暴な個体でもないようです。以前確認したタイランド・ゼブラ・ブラックという種のグレー版のようです。

21時30分の状況を動画にて撮影しながら、傘の上に黒い影を確認しますが、それまでに数回気になって見に行ったらセミだったという状況が続き・・・「どうせ・・・」と思いながらもその物体を確認しに行きます。

あっ!!
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                      ど本命!!

捕る前に撮る・・・など言ってられません。飛ぶ前に捕るです。
オオクワ?ですよね?? ヒラタじゃないですよね???

でも・・・図鑑を見るとライヒヒラタの♀とよく似てる。ヒラタのクセにしっかり点刻があって、前足も湾曲してないヒラタ♀・・・

眉間部分に対の突起が有りますがいかがでしょう。詳しい方教えて下さい。
現在のところオオクワってことで勝手に進めときます。幸せ中・・・


飛んで来た珍品
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                    カマキリモドキの仲間

この方カゲロウなんだそうです。影を見たときはヘビトンボかと・・・実際には頭と前足がカマキリ、その他はアシナガバチのようです。前足は実際カマになっているのですが、どうもカマきりとでは畳み方が違うようです。以前ネットでこの生き物の存在を知った時にはこの“作り物”のような生き物の生態を確認したいと思っており、今回幸運にも出会えてよかったです。写真や動画をたくさん撮りましたので、後程別途取り上げさせて頂こうかな?っと思っております。

最後に地面を走っていた甲虫。
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                  どちらさまですか???

結局、4時間でカミキリ2種3頭、クワガタ1種2頭の飛来に終わりましたが、今夜はこれまでで一番風が強く、吹いたり止んだりを極端に言えば10分おきに繰り返していました。そんな状況にも拘らず本命とも会う事が出来満足行く活動が出来ました。

今回が今年最後になる予定でしたが、今年最後の土曜日はライトトラップ可能な月の出没時間のため、ゲストを向かえて活動する予定です。次回は是非とも大型の♂に飛来頂き、白黒はっきり付けたいと思います。

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本日の成果
オオクワガタ ♀ 2頭(暫定)

カミキリムシ 2目

未知の昆虫
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