タイで昆虫採集

タイの昆虫はじめ動物、植物、色んな物を気軽に書いて行きます。

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ライトトラップ明けの朝

あさ~

路上駐車の車の中で満足に寝る事も出来ず、夜明けを待たずして樹液採集のポイントへ向います。

あ、昨夜のHIDハンディライトトラップのダイジェスト動画を貼っておきます。よろしかったらどうぞ^^(色々と喋ってますので音量に注意して下さいね)



走りなれたはず?の道をまずはギラファの木へと向います。果樹園へのアクセスの為の道なので、毎年少しずつ補修されているのですが今年は路肩を少し広げ盛土をしてあります。車一台が通りのが精一杯だった道には綺麗な轍が出来ており四駆に入れなくても以前はぜんぜん問題なかったのですが、暗さと広さに惑わされたのでしょうか。何も無いただ真っ直ぐの道でタイヤが滑り出しそれでも修正可能と余裕でハンドル、アクセル操作をしていたらとうとう路肩に外れてしまい前進不能になってしまいました。仕方なくすこし後退し、中央付近に来たところで前進しますが、また同じところで止まってしまいます。なんでかなぁ~? 再度今度はさらに後退して思い切って左に寄せ気味に前進します。するとあっさりと前進する事が出来ました。

あぁ~よかった。

夜が明け帰路で確認すると、車がそれた側に道を拡幅していたんですね。枯れ草の上に土を盛っているのが、自分がスタックした場所を見てわかりました。トラップ“うしやんホイホイ”ですね。

・・・

・・・

え?ギラファの木は?

・・・

朝早すぎてまだ誰も来られてませんでした(泣)


気を取り直してタコ採れの木(タクゥ・ヤック)に向います。このアクセスも盛土がされていましたが、さすが国境警備の軍の詰め所があるからか、こちらは轍に水が溜まっている以外は安心して走れました。途中でそのメイン道路から脇道にそれると逆に見慣れた悪路がそのまま残っていたのでなんだか逆にホッとしました。

と、前置きの長いところでやっとポイントに到着。まずは、チェリーの木を確認します。いつもの樹皮めくれ痕を覗くとここでは久々の確認ですが定点付近でしっかりと待っていてくれました。

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チェリフェルネブトクワガタ ♂
 Aegus chelifer chelifer (MacLeay, 1819)


そしてタコ採れの木

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ゾウムシの仲間


何頭かこのようにしてタコ採れの木に潜んでおりました。ゾウムシは樹液を吸うんでしたっけ?

林道のタイヤの通った痕に1cm強の円筒が立っていました。
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防潮堤@ありの巣


以前から目をつけていた昨年末に開いた洞を確認する為久々に万能脚立君の登場です。
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M字開脚・・・


変な想像しないで下さいねぇ~^^;


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お尻見えた・・・


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ヒラタクワガタ ♂ 50mm位
Dorcus titanus westermanni


いてくれてよかった・・・車内仮眠の成果が出ました^^

さらに、着生植物の隙間を丹念に覗いていくと・・・

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目が合った・・・


古場監督ですかぁ~??

隙間が小さいので手ごわいですが、上部にもこの個体に届く隙間があり、下や奥には逃げ道が無い事を確認出来たのでじっくりと掻き出し棒で勝負しました。
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ヒラタクワガタ ♂ 61mm
Dorcus titanus westermanni


太くてしっかりした個体でした。メスの個体は確認出来ませんでした。


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そばでそっと見守っていてくれたこの子


じつは、自宅近くでおとなしそうなメス犬に噛まれてから、おとなしく近付いてくる犬が妙に怖かったりします。ゴム園の人が飼っている犬で本当におとなしくて可愛い子でした^^

そのゴム園も・・・
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ゴムの樹液採集も雨が降っては・・・


雨水が樹液に混ざると商品にならないそうです。

赤い実がたくさんなっている木を見つけたので撮影

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幹から鈴生り


イチジクの仲間でしょうか?実は梅干の種のような形でした。

近くにあった、モロモロになった倒木を蹴飛ばしてみると、表皮の剥がれた部分に食痕発見!!少しずつ捲っていくとスジの入ったエリトラが見えました。

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すじぃ~のとぉ~った♪・・・


これっくらいのっ!おべんとばっこに♪・・・もうええっちゅうねん^^;


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ムゥ~シッ♪


クロツヤムシでした(汗)と言う事は、この坑道の中に幼虫達も棲んでいるのでしょうね。

この後、タコ採れの木のピンポイントから噴出していた樹液を吸っていたチェリフェルネブト♂を追加し、発酵臭のする竹の切り株で、エンマムシやハネカクシを採集し、このポイントをあとにしました。

そして再度ギラファの木へ・・・

甲虫の姿は目に付きませんが、タテハチョウとスズメバチが各所で舞っています。所々で枝にとまったままじっとしているスズメバチも目に付きます。樹皮を齧って樹液を吸っているとしたならば、後々そこに甲虫がやってくるはずですね・・・次回の探索まで樹液が出ていて、クワガタが確認出来る事を期待しながら、スズメバチを少し観察してみました。




と言うことで、今回は樹液でギラファノコギリクワガタを確認する事が出来ませんでしたが、8月上旬に日本からちびっ子ゲストをお迎えして再チャレンジしますのでこうご期待です。

この後、川で車に飛び散ったをジャブジャブと洗い流してすっきりとした後、帰路に付きました。


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| 採集記 | 04:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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続・7月22日HIDハンディライトトラップ

すみませ~ん。前回は疲れて途中で止めてしまいました。

「うしやんごときが勿体つけやがって・・・!!」

という念を感じた夜でした。

前回=準備編、今回=本編って事でお許し下さい。

前回書き忘れましたが、車のシガーソケットから電源を取るとこんな感じ。ちなみにこの専用ケーブルは3mの物で、これでほぼ限界の位置です。
IMG2716.jpg
これさえあれば長時間照射出来ます。


今回は、朝まで照射してやろうかとも思ったのですが、さすがに集中力が持続しません。約5時間で切り上げましたが、深夜や夜明け前に活動するような虫もいるようなので、いつか挑戦したいと思っています。

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気温24℃、湿度90%


という事で7:00になりましたのでスイッチオン!


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設置ポイントもガスの中でした;;


今回はなかなか虫が寄ってこず焦りましたが、周囲がようやく真っ暗になった頃、ガスをものともせず羽虫、蛾が飛来を始めました。

そして点灯30分経過、本日初の甲虫の飛来がありました。
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7:30 アトラスオオカブト ♂ 85mm


やっと虫が出て来ましたな・・・^^;胸角、頭角共に立派な良形です。

続いて・・・
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7:48 カルコソマ系オオカブト♂


恐らくアトラスだと思うのですが、頭角の先が三叉に分かれたようになってます。


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8:00 シャッター速度と手ぶれが織り成す見事な飛行線


でしょ?

そして、ちょっと大きめな落下音がして・・・

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8:04 コーカサスオオカブト ♂ 105mm


いつ見てもいいですね^^ アジア最強のカブトムシであります。

まだ来ますよ~

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8:12 アトラスオオカブト ♂ 80mm


この個体も良形ですな。今日は男前ばかり飛んで来ます。


という事で、ここで一人ぼっちではありますが・・・


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かんぱ~い!!


既に2缶目だったりする・・・


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8:53 アトラスオオカブト ♂ 80mm


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9:06 カルコソマ系オオカブト ♂


ここまで甲虫はカブトムシとカミキリムシが1頭のみ。
この時期甲虫が少ないのかな?


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カマキリモドキ@カゲロウの仲間


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小さなコガネムシ


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クロツヤムシの仲間


いつ見てもドキッとさせられますな^^

9:30を過ぎお腹が減ったので、カセットコンロでお湯を沸かし・・・
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タイ・ニッシンのシーフードヌードル!!


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子供達の食事作法に厳しい私は、自分にも厳しい。運転席にきちんと座って落ち着いてラーメンを

ズズッ!!

とすすり、しっかりスープまで平らげ、外に出てみると、見慣れない黒い物体がシートの上に転がっています。

あっ!?

IMG2789.jpg
9:44 ギラファノコギリクワガタ ♀ 41mm


事もあろうに、クワガタの飛来を見逃してしまいました。今シーズン初確認のギラファです。続いてオスの飛来を期待して待ちます。

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ハーフビターなカミキリムシ ♀

ミヤマカミキリの仲間になるのでしょうか・・・

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ケロッ♪


この後雨が降ったり、ガスが出たり、そして甲虫の飛来もピタッと止まり、それでも12:00まで頑張ってみたのですが、追加個体は得られず、撤収しました。

今回のカブトムシ、クワガタの飛来は今までの経験通りの時間割でした。10時を超えるとピタッと止まってしまうので、その先の時間帯に突入するのは至難の業ではないかと思ったりします。でも、別に時間帯で活動する未採集の個体がいるはずだと思っているので、

どなたかお付き合い下さい!!

この後、山を下りて仮眠を取り早朝から樹液探索に向いました。
その模様は、後日・・・

| HIDハンディライト | 21:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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7月22日HIDハンディライトトラップ

金曜日の日没までにポイントに到着する様、あれこれ段取りして出発。
嫁さんの「雨降るよ・・・」と言うひとことにテンション下がりながらも、車を走らせ何とか日没までにはポイントに着けそう・・・

でもポイント付近はこんな天気
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雲が低過ぎ・・


折角来たのだ。行かねばならぬ・・・大雨になったらさっさと撤収すりゃいいよね。

という事で
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雲onいつもの山


いつものオフロードを進むとこの3~4ヶ月道を塞いでいた倒木がやっと切断されて先に進む事が出来ました。

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結構堅そう・・・


このポイントで結構楽しい思いもしたので、すこし寂しい気分・・・

数ヶ月の間、車が通っていない事もあり、草木が伸び放題で道が塞がれそうな箇所も何とか通過ししばらくすると、路上に嫌ぁ~な落し物が・・・

IMG2706.jpg
ゾウかな?ウシかな??


どちらにせよ野生であることには変わりなく、出会わない事を祈ります。1つ突付いてみましたが、何も出て来ませんでした。日暮れ近いので先を急ぎます。

いつものポイントに到着。周囲は雑草が生え放題ですが、何とかセッティングを完了。今日はこんな感じです。

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セッティング完了!


今回も6000ケルビン紫外線強化バルブを使用し、50Wに設定。ふだんよりも長時間照射する予定で前半は車のシガーソケットから電源を取りました。下に敷くシートはビニールシートで、後片付けが簡単で、小さな虫も見逃さないので便利です。そして白い折り畳み傘は、勢いあまって光源を通過する虫をブロックする目的で設置しました。
IMG2715.jpg
ふだんよりもガス多し・・・


この山の尾根を狙ってHIDハンディライトのコロニーレーザーを照射するのですが、ガスが出るとそこで乱反射してポイントまで光が届かなくなります。飛来する昆虫も光源の位置が分からなくなり右往左往するようです。


続く・・・

| HIDハンディライト | 20:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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HIDライトトラップに飛来した蛾

昨晩(金曜日)は何とか日暮れまでにポイントに到着し19時より5時間HIDライトトラップを行いました。今回は趣向を変えて飛来した多数の蛾をご紹介します。

まずはHIDハンディライトトラップの設定から。6000ケルビン紫外線強化バルブを使用し50Wに設定。車のシガーソケットから電源を供給し約4時間、外付けバッテリー使用で1時間照射しました。



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ポチッと・・・


以下、撮影順に・・・

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【スズメガの仲間】

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【コケガの仲間?】

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【スズメガの仲間】

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【Amerila astreus】

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【Xyleutes mineus】

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【Metapercniaの仲間?】



甲虫編は後日・・・^^

| HIDハンディライト | 21:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小型、超小型のタマムシ

ここ最近ず~っと本命として採集しているタマムシなのですが非常に小さく採集してもどんな模様でどんな形をしているのか?五体満足な個体であるのかわからないような個体まで採集していました。

そして、7月初旬コメツキムシを狙って葉っぱを掬っていたらネットの中で小さな黒ゴマのようなものが、パッと上翅を開いて飛び立とうとするではないですか・・・慌てて押さえつけて捕獲した個体がこのお方↓↓
gyt.jpg
(仮称)クロゴマタマムシ


最近何種類かのタマムシを採集していることもあり、上翅を開いた瞬間にタマムシであることを確信しましたが肉眼ではどんな種類のどんな模様が有るのかすらもわかりません。

上記の写真のタマムシの右側にあるめもりは1めもりが1mmです。ということでこの個体は2.5mm強と言ったところでしょうか。0だいたいこれ位ですな^^採集したものの写真さえも満足に撮れず、摘む事もままならない個体ですが、どうしてもどんな種なのか確認したかったので、twitterなどでお付き合い頂いているかりめろさんに展足、撮影のお願いをしてみました。

快く了承して頂き、個体を日本に送ったところ、到着後早速展足、写真撮影をして写真を公開して下さりました。展足、写真技術共に素晴らしく是非このブログをご覧下さる皆さんに見て頂きたく、ご本人の承諾を得ましてリンクを張らせて頂きます。

Flickrという写真共有サイトのかりめろさんのアカウントにて

Ushiyan's Beetle (画面右側に表示されています。)

としてこの個体の背側、腹側の写真を公開して頂いております。中脚のフ節が1ケ所欠損しているのが残念でしたが、厳しい自然界で生きているのですから仕方ありませんよね。

ゴマ粒にしか見えなかった個体をこのような鮮明で綺麗な画像でご紹介して頂き改めてかりめろさんに感謝致します。そしてこのタマムシ以外にもたくさんの昆虫などの写真が紹介されていますので是非ご覧頂ければと思います。

今後とも小さい種を採集して、機会が有ればまたこのようにご紹介頂ければと思いますのでその節もよろしくお願い致します。



週末は久しぶりにクワガタ探索&HIDライトトラップに行って来ま~す!!

| 甲虫 | 22:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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