キオビミドリルリタマムシ
今月中旬に撮影したいつもの山のタマムシ^^
前回ご紹介したキバネツマルリタマムシより少し遅く発生し、少しの間ホストは別ながら同じエリアを飛び回り6月の下旬には姿を消してしまう発生期間の比較的短いタマムシです。
某SNSで次の写真を公開していましたら丸山先生より「別種では?」とのご指摘が有り、僕なりに調べてみました。

フタオビルリタマムシ
【Chysochroa mniszechii H. Deyrolle, 1861】
ご指摘前の僕の同定は上記の通りフタオビルリタマムシでした。Youtubeにご紹介している動画でもこちらになっているはず・・・^^;
さてどう調べたか・・・
現物が必要なので週末採りに行ってきました。
ぢゃん!!

メス

オス
曇り空で、ホストのてっぺんに微かにこのタマムシの影が見えたので撮影もせずネットを一振り!!
一粒で2度美味しいグリコではありませんが、嬉しい事にペアでネットに入ってくれました。
余談ですが、タマムシは晴天時に活発に飛び回ります。それが活発過ぎて採れない場合は日中じっと我慢の子でタマムシを目で追い続け夕暮れに止まったポイントをしっかり憶えておき、うす暗くなってから掬うと簡単に採れます。と言ってもネットの届くところに止まればの話ですが・・・

左メス、右オス
お尻の切れ込みが真っ直ぐもしくは緩くカーブしているのがメス。くの字になっているのがオス。そしてメスのほうが一回り大きい^^

ホストの葉
樹の幹は刺がたくさん出てている"地獄絵巻"で登らされるあの木です。降りると狼に食い殺される、登ればハゲタカが襲ってくる・・・みなさん良い行いをして天国に行きましょうね^^
余談が多いですね。僕らしいといえば・・・なんですが^^;

擬死もします^^
擬死倭人伝・・・
・・・

アイドリング中
お天気が悪いとなかなか身体が温まらないのか、晴天時のような俊敏な飛行が見られませんでした。
今回は無傷のオスメス揃ったのでキープしました。自宅にて Beetles of Thailand 2nd Edition にて同定してみました。

フタオビルリタマムシ
【Chysochroa mniszechii H. Deyrolle, 1861】

キオビミドリルリタマムシ
【Chrysochroa viridisplendens Théry, 1898 】
メスにどちらか選んでもらいましたが・・・
同定のポイントは黄帯の形状にあるようで、上翅の付け根の黄帯の太さ、中央の2本目の帯の翅の合わせ目に向かって平行か細くなっていくかという2ポイントかと。あとは黄帯の縁により濃い緑の部分があるということかな?
それにしてもBeetles of Thailand 2nd Editionの写真は紛らわしい。個体変異による色の幅があると記載してくれればいいのですが、僕はメスが青で今までオスしか確認してなかったと思い込んでいました^^
ということで僕は丸山先生のご指摘の通りキオビミドリルリタマムシが正しいと思います。レアな種だそうです。
前回ご紹介したキバネツマルリタマムシより少し遅く発生し、少しの間ホストは別ながら同じエリアを飛び回り6月の下旬には姿を消してしまう発生期間の比較的短いタマムシです。
某SNSで次の写真を公開していましたら丸山先生より「別種では?」とのご指摘が有り、僕なりに調べてみました。

【Chysochroa mniszechii H. Deyrolle, 1861】
ご指摘前の僕の同定は上記の通りフタオビルリタマムシでした。Youtubeにご紹介している動画でもこちらになっているはず・・・^^;
さてどう調べたか・・・
現物が必要なので週末採りに行ってきました。
ぢゃん!!


曇り空で、ホストのてっぺんに微かにこのタマムシの影が見えたので撮影もせずネットを一振り!!
一粒で2度美味しいグリコではありませんが、嬉しい事にペアでネットに入ってくれました。
余談ですが、タマムシは晴天時に活発に飛び回ります。それが活発過ぎて採れない場合は日中じっと我慢の子でタマムシを目で追い続け夕暮れに止まったポイントをしっかり憶えておき、うす暗くなってから掬うと簡単に採れます。と言ってもネットの届くところに止まればの話ですが・・・

お尻の切れ込みが真っ直ぐもしくは緩くカーブしているのがメス。くの字になっているのがオス。そしてメスのほうが一回り大きい^^

樹の幹は刺がたくさん出てている"地獄絵巻"で登らされるあの木です。降りると狼に食い殺される、登ればハゲタカが襲ってくる・・・みなさん良い行いをして天国に行きましょうね^^
余談が多いですね。僕らしいといえば・・・なんですが^^;

擬死倭人伝・・・
・・・

お天気が悪いとなかなか身体が温まらないのか、晴天時のような俊敏な飛行が見られませんでした。
今回は無傷のオスメス揃ったのでキープしました。自宅にて Beetles of Thailand 2nd Edition にて同定してみました。

【Chysochroa mniszechii H. Deyrolle, 1861】

【Chrysochroa viridisplendens Théry, 1898 】
メスにどちらか選んでもらいましたが・・・
同定のポイントは黄帯の形状にあるようで、上翅の付け根の黄帯の太さ、中央の2本目の帯の翅の合わせ目に向かって平行か細くなっていくかという2ポイントかと。あとは黄帯の縁により濃い緑の部分があるということかな?
それにしてもBeetles of Thailand 2nd Editionの写真は紛らわしい。個体変異による色の幅があると記載してくれればいいのですが、僕はメスが青で今までオスしか確認してなかったと思い込んでいました^^
ということで僕は丸山先生のご指摘の通りキオビミドリルリタマムシが正しいと思います。レアな種だそうです。
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| 甲虫 | 12:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑